[01-03] プロセルピナ
リズが受付に現れ「私はプロセルピナ、カーター先生を呼んで」とジェリーに告げます。プロセルピナとはローマ神話に出てくる、太陽の神ユピテルと豊穰の女神ケレースの間に出来た娘の名、春の女神です。
ローマ神話の原典はギリシャ神話です。神々の名をローマ風に変え物語りをイタリヤの風土に合う変更している。ですからこの物語りもギリシャ神話にあります。そこではゼウスと収穫の女神デメテルの娘ペルセポネとなっている。物語に出てくる「ざくろ」の実、は冥界の食べ物で、ギリシャ神話でペルセポネが食べたのは6粒、ローマ神話でプロセルピナが食べたのは3粒になってますね、食べると冥界の住人になるという禁断の実なのです。
—-物語り—-
ユピテルは娘を兄弟のプルトン(冥界の王)の妻にしようとしています。プロセルピナが母ケレースから魔法の絵具もらい春の花に彩色していた時捕らえて無理やり冥界に送ってしまいました。それを知った豊穰の女神ケレースは怒り、神殿の奥に身を隠したために、世界は飢饉に見舞われた。ユピテルは困り果て、プロセルピナを地上に送り返すようプルトンに命じました。しかし、プルトンは計略をはかり、それまで彼に逆らい絶食を続けていた彼女にざくろの粒を食べさせる事に成功し彼女は自分の花嫁だと主張したのです。
そこで、プロセルピナはざくろの実を3粒食べたので、3ヶ月を冥界で暮らすことになり、その3ヶ月の間は母親のケレースがみのりを禁じたため、「冬」の季節が生まれ穀物はいっさ育たず、春になってプロセルピナが戻ってくると、野原は花でいっぱいになり、木々は実をつけました。
Vital On3 2005-07-15
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